ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固反対する(2022.3.3 呉 裕麻会員)
本年2月24日にロシアがウクライナに対する軍事侵攻を始めた。プーチン大統領はウクライナ東部の親ロシア派が事実上支配している地域の独立を一方的に承認した上で「平和維持」を名目に軍事侵攻を始めたのである。
しかし、この度のロシアによる軍事侵攻はいかなる観点から見てもこれを正当化できる理由はない。「平和維持」はあくまで建前に過ぎず、軍事侵攻の真の狙いはウクライナに対する侵略にある。結局、この度の軍事侵攻が侵略戦争であることも明らかである。
私は当然、かかる侵略戦争を容認できない。また、ロシアによる軍事侵攻の結果、世界中から非難の声が上がっている。
そうした中、ウクライナの多くの市民が避難を余儀なくされ、隣国であるポーランドやハンガリーへと逃れている。これらの国々は現在、積極的にウクライナ国民を受け入れており、人道的な支援が広く行われているようである。
他方で、ウクライナ国内においては戦闘状況が続き、ウクライナの兵士や市民、ロシアの兵士といった死傷者が多数出ている。
当然、長期化すれば被害はさらに拡大する一方である。
こうした中、2月28日には両国による停戦協議が行われたものの、お互いの主張に隔たりがあったことから合意に至らず、協議を継続することを確認した上で終了した。
今後、早期に協議を再開し、停戦を前提とした合意が成立することを願ってやまない。そして、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固反対する。